フィットネス事件

山澤礼明によるステロイドへの考えについて

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山澤礼明さんがステロイドに対する自身の考えを2019年8月23日にユーチューブに動画を投稿しました。今回は山澤さんの考えについて私なりの意見を交えながら物申していきたいと思います。山澤さんが「ステロイドを使わない奴は覚悟がない。ステについての個人的な意見。」というタイトルにて語った内容の要点は以下の通りです。

  • 予選落ちしたからステロイドに手を出すのは逃げだと思う
  • 成果を出した人間が更に上を目指すために使用するなら尊重する
  • ステロイドを使ったら何が原因で成長できたのか学びようがない
  • 本音はステロイドを使いたい気持ちがあった

結果を出せなかった人のステロイド使用は逃げ?

肉体美を競う大会にて好成績を残せず予選落ちした人がステロイドに手を出すことは逃げだと思うとの発言をしました。山澤さんの意見としては、その人は、トレーニング生活において、やるべきことをやっていないから、その部分を改善せずにステロイドに手を出すのは逃げであると発言しましたが、確かに本当にやるべきことをやっていないでステロイドに手を出すのであれば、そのような甘えをステロイドによる力にて補填し肉体の限界を伸ばす手段を行使るということは、その世界での真向勝負からの逃げであり、ステロイドの力に頼り切った勝利は一個人の努力そのものの価値が下がります

しかし大会上位に食い込む人間の多くは努力して、やれる限りのことを尽くして上位に食い込んできた人々だと思いますが、もちろんステロイドを使用する人もいるでしょうけど、努力と相乗してのステロイド使用ではあるかと思います。だとしても全ての人間が最善を尽くした結果、上位に食い込むとは必ずしも言い切れません。中には遺伝的に不利な人間もいます。フィジークであれば身長、手足の長さ、肩幅、骨盤の細さ、胴の寸法、頭の大きさ等、努力では変えようのない要因が、そこには存在します。筋肉においては努力にてカバーできる部分はありますが、それでも遺伝子というのは残酷で同じ努力を費やしても遺伝子の壁によって成長が早い、遅い、さらには筋肉増強のキャパシティーの限界すらもあります。

KATAGI
私は男性ホルモンの分泌量が少なくて、骨格的には小さなストロングマン体型なので、どう頑張ってもフィジークには向いていません。これってフェアですか?
ケント
フィジークは骨格ゲームなので向き不向きはあるでしょう。どんなスポーツにおいても競技の参加は個人の自由です。しかし稀に特定の競技においては、そのスポーツの性質上、参加者の特徴を見極め参加の制限を設ける競技もあります。しかし自分が特定のスポーツの規格に合うかどうかは基本的に主催者は考慮していませんので、後はご自身に適合する土俵なのかを見極める必要があります。

このように遺伝的にどうにもならない壁に苛まれた人間が、最終手段としてアナボリックステロイドの力を使って勝負に挑むのだとしたらどうでしょう。

山澤さんがベストを尽くしていない人間がステロイドを使用することは逃げだと発言したことに私は同意しますが、大会に出場して予選敗退してしまった人間が必ずしもベストを尽くせなかったかというと私はそうは思いません。ベストを尽くし切ったにも関わらず予選敗退した人間も多くいるでしょう。先ほども述べましたが上位に食い込む人間は相当な努力をしています。それと同等ともいえる自分なりの努力をしたにも関わらず予選敗退した人々のベストは「やるべきことをやっていない」結果というと、そうではありません。考えられるのは遺伝子の壁です。

他にも、山澤さんは財力があります。優秀なトレーナー、山本義徳さんからパーソナルを何度も受けることが出来ます。でも一般人は、どうでしょうか。そんな高いパーソナルを受けようがありませんし高額なセミナーに通うこともできません。サプリメントもあれこれ選択することもできません。トレーニングで生計を立てているわけではありません。中にはトレーニングに支障がでるほどの力仕事をしているブルーカラーの人、長時間に渡って仕事に拘束される人、財力と自由な時間が無作為にある人と条件が違うのです。そのような環境の格差、特に不利な環境に身を置いている人が自分なりのベストは狭く限られます。それこそ山本義徳さんとワンツーマンで指導してもらえるわけでもない、新しいノウハウを手取り足取り教えてもらえるわけでもない、財力ある筋トレユーチューバーが高い外食をしている側らで一般人は業務用スーパーで安く食費をやりくりし、生活環境が一般人と異なる山澤さんとは不利な条件下のなかで同じベストを尽くせますか?ベストといっても制約がありすぎる中でのベスト以外の何もありません。そこが山澤さんと私との考え方の違いです。

バデー
お金は一杯あるし毎日、馬肉食ってるんでー。圧倒的に俺ら上位に食い込む人間って有利っすね。

結果を出した人のステロイド使用は尊重する?

一般人と高所得者とでは自己投資できる内容が大幅に変わってきます。しかがって高額所得者が面白おかしく自己投資できる中で制約だらけの一般人は、どう上に立てばいいのでしょうか。出来ることなら食費に何十万もお金をかけたいだろうしセミナーやパーソナルを受けて技術やノウハウも高めたいことでしょう。本当のベストとは財力に苛まれない中で「やるべきことを、しっかりやる」のではないではしょうか。

しかし、トレーニングにおいて「やれるべきことをしっかりやっていない人」がステロイドに甘えるのは逃げでも「やりたくでもできない人」が最後の手段としてステロイドを使用するのは逃げでしょうか。

ステロイドを使用してしまったら成長原因がわからなくなる

ステロイド使わないにしても山澤さんは、トレーニング内容と栄養の内容、細部にわたって変更を行っています。そこで成長できたとし、一つ一つの要因にフォーカスして成長できた理由を探せますか?例えば・・・

  • 今まで通りのトレーニングにEAAを付加された
  • 今までの栄養をそのままにトレーニングを変更した

1つの変更により変化をもたらした事柄は原因を追究できますが、複数の変更を同時に加えた事柄においては、その中のどれが原因なのかフォーカスできません。アナボリックステロイドだけに限る話ではないのです。

ちなみに、もし山澤さんの理屈が正しければ、女性は男性よりもテストステロンが低く、男性はテストステロンが多いので、女性がボディメイクに悪戦苦闘している中、男性は優位に筋肉がつきやすいため女性よりもトレーニングの質と栄養の質をより探りにくくなることになります。

本音としてはステロイドを使いたかった

そのほうが楽だから」と山澤さんは発言しましたが、使ってしまったら上記の通り、何が原因で自分が成長できたのかフォーカスできないため今の自分は使うべきではないと・・・。そしてステロイドよりも先に、やるべきことをやって結果を作る必要があるとの趣旨を視聴者に伝えました。

私の意見としては、山澤さんは今までやるべきことをやっていなかったのではなく自分に出来る限りのことをしてきた人です。そこは一般人も同じでしょう。ただ、山澤さんが言う「やるべきことをしっかりやれていない」という発言の意図は、一般人が行えない財力のある山澤さんだからこそできる大金を費やした自己投資のことを指すかと思います。

  • 山本義徳さんからもっとノウハウを学ばなければ
  • 山本義徳さんからもっと技術指導をしてもらうために

これらが、山澤さんの言う「やるべきことをしっかりやるため」の自己投資であり、一般人が真似をできるものではありません。山澤さんは財力を費やし、ひたすらに、やるべきことをしっかりやるための道を進め、その上で更に上をいくためにステロイドを使う分には尊重できるそうです。

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