資産運用

プロスペクト理論が勝敗の大部分を左右する

テクニカル分析やファンダメンタル分析の知識が皆無な初心者FXトレーダーは面白おかしい程に損失を被ります。そしてテクニカル分析やファンダメンタル分析を勉強したとしても面白おかしい程に損失を被ります。

不思議に思うでしょう。

FXは単純に考えれば勝ちも負けも確率は2分の1な筈だから・・・。

勝敗を左右する要素は3つ

  • テクニカル分析
  • ファンダメンタル分析
  • プロスペクト理論

特にプロスペクト理論が勝敗の大部分を占めると思ってください。極論ですがテクニカル分析やファンダメンタル分析は僅かなトレードの優位性を導くだけです。


プロスペクト理論による損失の影響を知る

自分がプロスペクト理論により大きな損失を日々被っているかどうかを簡易的に判断する方法があります。必要なのは普段のトレード戦績のデータです。

MT5を利用している方であればチャート上から右クリックすると、自分がチャート上どの部分でエントリーして決済したのかを矢印で表示してくれます。尚、MT4には標準装備されていない項目なので、MT4を使用している方であればネット上から類似のカスタムインジケータをダウンロードすることによりエントリーポイントと決済までを矢印で示してくれるインジケータを拾えるかと思います。

過去のトレード履歴からすぐに把握できる失態

このブログの著者である私が、あなたのチャートを見るまでもなく言い当てると下位足から上位足までのダウ理論が完全に崩れ、思惑とは反対の方向に明確に逆行してもポジションを保有し続け大きな損失を被った事実が履歴に表示されている筈です。

このことの結論は、FXの基礎知識を持っている負けているトレーダーも、FXの知識が無いトレーダーも共通の末路を辿ります。

私ががあなたのトレード履歴を見なくてもエントリーポイントのみ情報があれば今頃は大損をしているだろうと把握できます。

プロスペクト理論に支配されているトレーダーは同じ行動をとる

何故末路を把握できるか、それはプロスペクト理論に支配されているトレーダーは「値ごろ感でのエントリー」「分析に基づくエントリー」問わず、絶賛逆行中か根拠が崩れても損失ポジションを手放さない事を知っているからです。


勝ち組に入るためにプロスペクト理論の逆手をとる

  • 利は小さく損が大きい=損を小さく利を大きくする
  • 利確までの時間が早いが損失は時間をかける=損失は早いが利確は時間をかける
  • 損失時はナンピン=利益時はピラミッティング

他にもプロスペクト理論による行動の逆行動を多数思いつくことができますが、そこは思考力を養うためにも私が思いつく限りの全てを書き込むつもりはありません。

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